2015年11月29日日曜日

七五岳最終日

4日目。
明け方まで相変わらず風は鳴っている。
あきらめて、
ゆっくりと8時過ぎに、今日は下山しようと朝飯を作る。
9時。
ミノ小屋跡地出発。
あきらめきれないのでわざわざ頂上寄っていくことにする。
そうしたらどうだろう。
歩くほどに風の音は収まり、40分ほどで到着した頂上では無風状態。
気温が少し上がって3度もある!
これなら手指がなんとか動く。
昨日厳重にパッキングして岩小屋に隠したロープやボルトを引っ張り出す。
とにかく出来るところまでやろう、と。
60m8.6mmで懸垂開始。
そしてそのまま、70m9.4mmロープもつなげて降りれるところまで降りていく。
試登してからボルト位置を決めるつもりだったが、時間がないので検討つけて打っていく。
どんどん打っていく。

3時前にバッテリー切れて作業終了。
風がなければまだ大丈夫なんだと実感。
しかし、
空はまた崩れてきている。
大慌てで再びパッキングして、下山した。
暗闇の林道には、ヤクシカの光る目がたくさんいて、ホタルのようにきれいだった。

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